オークションに参加する

中古車オークションは、中古車を出品する側も落札する側も中古車販売業に携わるもののみで構成されており、業者間同士の取引が主体となっているものです。

ですから、正規の中古車販売店のみが中古車オークションに参加できるというのが大原則であり、個人が中古車オークションに参加することはできません。

また中古車販売店ならどこでも中古車オークションに参加できるわけではなく、中古車オークションには厳しい入会基準があり、それを満たしたものでないと会場に入場することさえ出来ないことになっています。

とはいえ、中古車オークションが開始された当初は、このような厳しい基準はなく、会員増加を狙っていたこともあって、非常に緩やかな基準でした。

古物免許さえ持っていれば、中古車販売をしていると言う店舗がなくても、事務所がマンションの一室であっても、審査の通過が出来ていたほどです。

しかし、実際には中古車販売業を行なっていないのに中古車オークションで安く中古車を仕入れ、割高な価格をつけて販売したり、自動車の横流し同然の行為をしたり、さらには中古車オークションで安く中古車を仕入れ、その際に自動車の走行距離や事故歴などを改ざんして高く売りつける、中古車を中古車オークションで仕入れた後販売して、購入者からクレームがついても売り逃げをして対応しないなどの行為を行なう悪質業者が出現したことにより、厳しい入会審査が設けられるようになりました。

現在では、この入会審査のおかげで悪質業者はほぼ排除され、信頼されうる中古車オークションとなっています。

現在、中古車オークション参加のために必要な資格は、以下のようになっています。

中古車販売のための中古車展示場や事務所などを所有していること。

古物商許可証を持っていること。

第三者の連帯保証人がいること。

中古車販売のモータープール全景や展示場の写真、場合によっては事務所の写真があること。

現会員の推薦状があること。

保証金や入会金として20万円前後を支払うこと。

資産証明が出来ること。

販売実績が必要

中古車オークションを運営している団体によっても、会員参加の資格基準に多少差はありますが、おおよそは上記のような基準を設けているのがほとんどです。

中古車販売のための中古車展示場や事務所の所有も、ただ所有しているだけではなく、そこで1年から2年の販売実績が証明できなければなりません。

また、古物商許可証も、単なる許可証ではなく、「行商を行なう」という許可がついているものでなければなりませんし、獲得後1年以上経過している必要があります。

また連帯保証人も、誰でもいいというわけではなく、土地や不動産を単独保有していることが条件で、場合によっては2人の連帯保証人を用意しなければならない場合もあります。

また現会員の推薦状とは、つまり同業他社からの推薦状をもらうということで、これは業界内からも一定の信頼を得ていることを証明しています。

現在中古車オークションを運営している会社や団体の中で、最も主流となっているのは企業系中古車オークションで、中でもその中心的位置を占めているのがUSSです。

USSの中古車オークションへの参加資格は、ほぼ上記のものと同様です。

どうしても個人で参加したいという場合には、中古車オークションの運営団体や会場によっては10万円前後の保証金を支払うことで参加できる場合もあります。

ただし、個人が参加できる中古車オークションは数が限られていますし、参加したものの競り落とした金額と保証金を検討してみると、それが妥当かどうか怪しい部分も出てきてしまう部分もあります。