お年寄りと古本の買取
お年寄りは、若い人よりも古本を所持していることが多く、年代物の本を買取に出してくれることもあり、明治からの珍しい本を持ち込んでくれることで、古本屋の店内も雰囲気が出てくるというもので、中には「死んだら、遺品として古本を譲る」と言ってくれる人もいますので、古本屋を経営するにしろ、人生を生にしろ、人との繋がりなしには生きていくことは出来ないのだと、還暦を迎えて改めて身に沁みました。
古本屋というものは、古物商の許可を持っていれば、本を処分したくて困っている人の自宅に出向いて、本を買取することが可能でして、本棚には新しい本を頻繁に出這入りさせて風通しを良くさせる他に、毎回来店されるお客さんが飽きてしまわないように、同じ本を置いておくのではなく、新しい本を仕入れることにも力を入れています。
そのようなときに活用するのが広告で、お客さんに古本の出品をお願いするような宣伝を常にしておくべきなのですが、ポルノ雑誌等のような18歳未満の購入を禁止しているような本を扱う場合は、子供たちに本を売ってはいけない事は当たり前なのです。
最近では更に強化されており、各都道府県の女性少年室から、18歳未満に売ってはいけない有害図書リストとして、一覧が郵送で毎月送られてくるようになっており、指導目的として、古本屋などを関係者が見回りに来るようになりました。
何かしらのトラブルが合った場合には、法を無視したとして罰せられるだけではなくて、今後、古本屋を続けていけるかどうかも危うくなってくるので、本を買取するときもそうですが、将来的なことを考えると、法に従った運営をして行くことが望ましいです。
児童ポルノ法
児童ポルノ法というのは、メディアでも頻繁に取り上げられているので、ご存知だとは思いますが、何十年も前の成人用雑誌だからと言って、現在では売って良いことにはなっておりませんし、売れない本や禁止されている本というものはたくさんあるのですが、特に裏本と言われている、モザイクがないものも同様なのです。
また、インターネットを活用すれば誰でも簡単に見られる時代ですから、ポルノ雑誌にお金を払って購入するような人は少ないかもしれませんが、実際にアダルトと呼ばれる本が従来までよりも売れなくなって来ていることは、間違いありません。
本の需要が無くなることは有りませんが、確実にインターネットの世界に吸い取られているのも事実であることを認識し、私たち古本屋は立ち向かわなくてはなりません。
個人経営で古本屋を経営していると、訪問型の本買取を行っていると、店のシャッターを締めてから、自宅にクルマで向かわなくてはならないので、辛いところもあるのですが、出来るだけ店の開店前か後にしてもらうようにお願いをしています。
本の買取をするのは最も重要なことではあるので、引越しなどで今直ぐにでも着て欲しいと希望されているお客さんに関しては、来店中のお客さんに謝罪をして店を出ていってもらわなくてはならないので、1人の場合は辛抱と努力が必要になることでしょう。